子犬の販売事前説明事項
- 1. 品種等の名称
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- 天然記念物 甲斐犬
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- 2. 性成熟時の標準体重、標準体長その他の体の大きさに係る情報
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- 体高:オスは48cm前後、メスは45cm前後 標準体重 :10〜18kg前後
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- 3. 平均寿命その他の飼養期間に係る情報
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- 10年〜15年前後
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- 4. 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
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- 犬の大きさや習性に応じた適切なもの。室内で飼育する場合は排泄場所の設置。
- 犬が落ち着いて休むことのできる環境。常に清潔を保てる材質構造であること。犬逃げ出したりしない丈夫な構造。
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- 5. 適切な給餌及び給水の方法
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- 栄養に配慮した高品質なドッグフードであれば犬にとって完全な食事であり、ほとんど他の物を与える必要はありません。
- サプリメントとして添加する場合は、犬に合った適切なものを選ぶことをお勧めします。
- 特に人間の食べるものは犬にとって有害な場合が多く注意が必要です。
- たとえば、60kcalのおやつを与えた場合、体重5kgの犬にとっては人間のハンバーガー1個分にも相当するカロリーがあります。
- 新たなものを与える場合には事前にかかりつけの獣医師に相談されることをお勧めします。
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- また、給餌の量は犬ごとの年齢や運動量によっても異なります。注意深く愛情を持って接してあげことに勝る健康法はありません。
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- 水は常に新鮮なものをたっぷりと用意してあげてください。犬は大量の水を必要とし、水さえあれば1カ月は生きられるほどです。
- 6. 適切な運動及び休養の方法
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- 甲斐犬の場合運動は非常に大切です。運動能力の高い犬種の為、十分な運動をさせることで「一代一主」といわれる関係を強固にします。
- 猟犬としての天性の習性をもつため、他の動物に対する興味が非常に強いのが特徴です。
- その為、運動の際には必ずリードをしっかりと持ってコントロールすることが大切です。
- 生後10カ月前後までは通常の引き運動、10か月から1歳くらいになったところで、できれば自転車による速度を上げた引き運動が理想です。自転車による引き運動の場合、朝夕各30分〜1時間が目安です。
- ただし自転車による引き運動の場合は、他の交通に十分配慮する必要があります。
- また、動くものに興味を示し、突発的な動きをしてけがをすることのないように十分なしつけが必要です。
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- 犬にとって睡眠はとても大切です。
- ゆっくりと安心して休める環境を作ってやる必要があります。特に真夏や真冬の暑さ寒さには注意が必要です。
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- 7. 主な人と動物の共通感染症その他当該動物がかかる恐れの高い疾病の種類及びその予防方法
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- <人と犬の共通感染症>
- 狂犬病、レプトスピラ症、サルモネラ症、犬フィラリア症、トキソプラズマ症、犬回虫症、多包条虫(エキノコックス)症、ジアルジア症、マンソン裂頭条虫症、Q熱、ライム病、疥癬、パスツレラ症、ブルセラ症、ウエストナイル熱、カンピロバクター症、エルシニア症、猫ひっかき病、結核
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- <犬固有の感染症>
- 犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウィルス2型感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウィルス感染症、犬コロナウィルス感染症、コクシジウム症、子宮蓄膿症
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- <予防方法>
- 運動中に草むらに入ったりしないよう注意すること。
- 必要な予防ワクチンは接種すること。
- 犬との接触をした後は手指をよく洗浄消毒をすること。
- 他の犬や猫の排泄物や吐瀉物に触れることのないよう注意すること。
- 犬も主治医を決めておくことが大切です。
- 犬の購入を決められたらすぐに、仔犬がお手元に届く前にかかりつけ獣医師を見つけておかれることをお勧めします。
- 犬を飼育し始めたらいろいろと相談に乗っていただく先生です。いろいろな方の話を聞いて評判をもとに見つけてください。
- 当犬舎では譲渡時期に応じて、必要と思われるワクチンを獣医師と相談の上接種いたします。接種後のお引き渡しの場合はワクチン代金実費を申し受けます。
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- 8. 不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る)
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- 不妊又は去勢の措置の方法及びその費用は病院により多少の違いがあります。かかりつけの動物病院にてお尋ねください。
- 9. みだりな繁殖を制限するための措置(不妊若しくは去勢の措置を不可逆的な方法により実施している場合を除く)
- 不妊手術を施していない犬は常に飼い主の目の届く範囲におき、特に牡の場合はむやみと交尾しないよう注意が必要です。
- 雌の場合は発情の兆候が見られたら細心の注意を払い、決して他の牡犬が近づくことのできない場所に確実に隔離することが必要です。
- 発情した雌の匂いによって牡は発情します。発情した牡の行動は人間の想像を超えます。油断禁物です。
- 10.遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容
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- 法律で以下のように規定されていますのでご注意ください。
- ・愛護動物のみだりな殺傷、虐待又は遺棄の禁止。
- ・動物を「命あるもの」と認識し、みだりに殺し、傷つけ、苦しめないこと(基本原則)。
・動物の種類、習性等に応じて適正に飼養保管し、動物の健康及び安全を確保すること(健康等の確保)。
・動物が人の生命・身体・財産に害を加え、人に迷惑を及ぼさないようにすること(危害や迷惑等の防止)。
・動物に起因する感染症について正しい知識を持ち、予防に必要な注意を払うこと(人と動物との共通感染症の予防)。
・動物の所有者を明らかにするため、マイクロチップ等による個体識別措置をすること(所有者の明示)。
・「家庭動物等の飼養及び保管に関する規準(平成14年5月28日環境省告示第37号)」を遵守すること。
・みだりな繁殖により適正飼養が困難にならないように、必要に応じて不妊去勢手術等を行うこと(繁殖制限)。
- 11.性別の判定結果
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- 個別にご案内します。
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- 12.生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定される 生年月日及び輸入年月日等)
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- 個別にご案内します。
- 13.不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る)
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- 当犬舎では仔犬に不妊手術は行っていません。
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- 14.生産地
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- 千葉県千葉市
- 15.当該動物の病歴、ワクチンの接種状況等
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- 個別にご案内します。
- 17.当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況(哺乳類に属する動物に限り、かつ、関係者からの聴取り等によっても知ることが困難であるものを除く)
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- なし
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- 18.当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項
- 犬小屋、首輪、鎖、散歩用リード、仔犬用の餌、餌容器、水入れ、手入れ用ブラシ。
- 室内飼いの場合は留守番をさせる時などの為のケージ、トイレおよびシーツ等。
- そのほかしつけなどについては各種文献を参考にしてください。
- 犬は言葉をしゃべることができません。常に飼い主が愛情を持って注意深く見てあげる必要があります。
- 言葉をしゃべることができなくても、犬は常に精一杯の信頼を飼い主に向けてきます。
- 犬の精いっぱいの気持ちに応えてやる覚悟ができた場合のみ仔犬を迎えてください。
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- 我が家で初めて仔犬を迎える際にかかりつけ獣医さんに言われた言葉です。
- 「犬はとても多くのことをもたらしてくれます。
- しかし飼い始めたら生活は一変し、犬中心の生活を余儀なくされる覚悟ができていますか?」
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- 仔犬は里親さんのもとへ行った時から里親さんだけが頼りです。
- そして里親さんのもとで一生を終えます。
- 人よりも短い一生を幸せで埋め尽くしてやってください!!
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